米国五輪体操チャンピオンら 児童性犯罪を看過した米オリンピック委員会の解散を要請

米国の体操の五輪金メダリストのシモーネ・バイルズ、アリー・ライズマン、マッケイラ・マロニーの3選手は米国議会に対し、米国代表チームの元医師で小児性愛者のラリー・ナサールの事件を理由に米国オリンピック・パラリンピック委員会の幹部を解散するよう求めた。米スポーツ月刊誌「スポーツ・イラストレイテッド」が報じた。
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3人の選手らは、委員会は米国代表選手に対して行われていた性的虐待に対策を取ろうとしなかったとして、委員会の高官らが事件後も責任を取らず、辞職していない事実を非難した。バイルス選手は「この悪夢の痕跡はいまだに残っている。そして私の人生から消えることは決してない」と訴えた。
2021年9月、バイルス選手はナサールの犯罪を訴えていたにもかかわらず、米連邦捜査局(FBI)がすぐに対応せず、その間にナサールが犯罪を繰り返していたとして、FBI職員の怠慢と事実の歪曲を非難する声明を表していた
ナサールは2021年1月に性的虐待を行った罪で175年の禁固刑判決を受けている。ナサールから性的虐待を受けたとして訴えを起こした女子体操選手らは五輪チャンピオンのバイルズ、ライズマン、マロニー選手らをはじめとして140人以上に及んでおり、その大半が未成年の年齢で性的虐待を受けていた。
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