イスラム主義の戦闘員3000人以上がナイジェリア軍に投降

北アフリカで活動するイスラム主義の過激派組織「ボコ・ハラム」の戦闘員、3000人以上が妻や子供たちとともに直近の数週間でナイジェリア政府軍に投降した。ナイジェリア軍司令官の発表を引用して現地メディアNANが報じた。
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ナイジェリア軍は直近の2週間で陸と空から「ボコ・ハラム」殲滅作戦を実施した。一連の作戦でナイジェリア軍は29人の戦闘員を殲滅したほか、テロ組織の協力者を含め13人の戦闘員を拘束した。
ナイジェリア北東部ではこの2週間だけで1万3243人が政府軍に降伏した。そのうち3243人が男性、3868人が女性、6234人が児童とされている。
また、政府軍は戦闘員らが所有していた軍事兵器を多数押収した。
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2015年3月、テロ組織「ボコ・ハラム」グループはイスラム国(IS、ロシアで禁止)への忠誠を誓い、「『イスラム国』の西アフリカ州」に改名。欧米の価値観に反旗を翻しているほか、国内全土で「シャリーア」(イスラーム法)の導入を主張している。
ニジェール、カメルーン、チャドなど、ナイジェリアの周辺国はボコ・ハラムを敵視しており、治安当局との間で交戦が続いている。
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