セルビア大統領、ロシア側が提案した天然ガスの価格を拒否、「受け入れ難い」

ロシア側がセルビア側に天然ガス1000㎥あたり790ドルの価格を提案したところ、セルビアのアレクサンダル・ヴチッチ大統はこれを受け入れがたいとし、ウラジーミル・プーチン大統領と11月末に予定している首脳会談で議題とする姿勢を示した。
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ヴチッチ大統領は15日、プーチン大統領との会談が11月25日に予定されていることを明らかにした上で、セルビア向けの天然ガスについて価格交渉を行う姿勢を示した。
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現状の契約でセルビア側はロシア産のガス、1000㎥あたり270ドルの価格で購入しており、この契約は年末に期限を迎える。
ヴチッチ大統領は現地メディアの取材に応じた中で次のように発言した。 
我々に向けられた提案では天然ガスの価格は市場価格の70%だという……その場合、1000㎥あたりに790ドルとなるが、誰がこれを払うのか。誰にそんなお金があるのか。であれば、なおのことプーチン大統領と11月25日に予定されている私の会談はとても重要なものだ。
セルビア側の情報によると、国内では2億6800万㎥のガスが貯蔵されているものの、1日当たりの消費量は650万㎥から800万㎥に達することから、備蓄量は決して多くないといえる。
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