WFPは10月16日の「世界食料デー」に合わせ、気候変動が与える食料問題への影響に関して緊急の呼びかけを発表しました。
10月16日は #世界食料デー 。世界の飢餓の問題は2014年以降、一層深刻となっており、新型コロナ感染拡大でこの傾向はさらに悪化している。「世界食料デー」の最大の目的は世界の食糧問題について人々の意識を高めることにある。 pic.twitter.com/aygRo78Hwg
それによると、世界の幅広い地域が気候変動に起因する食料危機に直面しており、アフリカの島国マダガスカルでは干ばつの影響で110万人近くが深刻な飢餓状態に陥っているという。また紛争の影響を受ける国では「気候変動の影響も相まって社会の脆弱性が増し、被害や破壊が拡大している」としている。
WFPは世界の平均気温が産業革命前の水準から2度上昇した場合、新たに1億8900万人が飢餓に陥ると試算。「気候変動は将来、世界の飢餓の主な要因になる可能性がある」として国際社会に緊急の行動を呼びかけている。
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