同日午前、首都パリのフランス教育省の入り口近くで、パティさんの思い出を不滅のものにする追悼銘板の除幕が行われた。
追悼式は、TVチャンネルBFM TVで中継された。カステックス首相は「2020年10月16日というこの日付は、首相としての私の仕事に刻印を永遠に残した。この日付は、フランス全土、そして私たちの民主主義的及び共和国的理想の価値観にも刻印を残した(中略)サミュエル・パティ氏に敬意を表することは、共和国に敬意を表すること意味する」と述べた。
2020年10月16日、パリ郊外コンフラン=サントノリーヌで歴史教師のサミュエル・パティさんが首を切断されて死亡した。パティさんは勤め先の学校近くの路上で殺害された。パティさんは、言論の自由を扱った授業で、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を見せていた。容疑者は警察に射殺された。検察によると、容疑者は2002年にロシアの首都モスクワで生まれたチェチェン系の男で、フランスに難民のステータスで滞在していた。
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