これより前、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、2021年末までに、2年ごとのW杯開催について決定を下す意向を明らかにしていた。これに対し、欧州サッカー連盟(UEFA)は9月22日に声明を表し、W杯の隔年開催は「イベントの価値の希薄化」、「女子サッカーへの影響」、また「選手の心身の健康への影響」など、さまざまなリスクを孕んだものだと指摘した。
IOCは今回の声明の中で、「IOCは国際競技団体や各国サッカー連盟などが懸念を示していることに同調し、幅広い協議の呼びかけを支持し、懸念を共有する」と表明した。
FIFAのインファンティーノ会長は、隔年で開催することで、クラブや代表チームの試合日程を確定しやすくなると主張。イングランドのサッカークラブ「アーセナル」の元監督で、現在FIFAのグローバル・ディベロップメント部門の責任者を務めるアーセン・ベンゲル氏も、国際的な試合日程を分析し、W杯の隔年開催は現在の日程の「混沌と混雑を是正する」としてこれを支持する立場を示している。
現在、サッカーW杯は4年に1度開催されている。
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