カナダ中毒精神保健センターとヘルシンキ大学の研究者らは、英国バイオバンク(UK Biobank)研究に参加した8万9000人超の参加者の睡眠に関するデータを調査した。参加者らは、2013年から2015年までの期間、7日間にわたって腕に加速度センサを装着した。
研究者らは、計算アルゴリズム(特に機械学習モデル)を用いて、入手したデータを就寝時間、起床時間、睡眠効率(実際の睡眠時間と布団の中にいる時間との比率)、覚醒回数、入眠後の最長睡眠持続時間など10のカテゴリに分類し、それを健康な参加者と以前に精神障害と診断された参加者で比較した。
結果、各診断は平均して10のカテゴリのうち8.5のカテゴリに関連していることがわかった。最も差が大きかったのは、睡眠の持続時間ではなく、睡眠の質だった。
関連ニュース