ロシア代表部の閉鎖後のロシアとのコンタクトは在ブリュッセル露大使館を通して行われる。
ラブロフ外相は、ロシアがこのほかにもモスクワにあるNATO情報局を閉鎖することを明らかにした。
NATOは10月初め、常駐のロシア外交使節団から8人を追放し、人員総数の上限を10人まで削減している。ラブロフ外相は、ロシア人外交官追放の理由についてNATOからの説明はなかったことを明らかにしている。
ラブロフ外相は「我々はロシアにおけるNATOの軍事使節団の活動を一時停止し、その職員の許可証を今年の11月1日より回収する」と述べ、こうした措置はロシア人外交官の追放に対する報復措置としてとられることを明らかにした。
ラブロフ外相は「NATOは、同等な立場での対話に一切関心を持っていない。そういうことであるならば、我々としても近視眼的未来になんらかの変化があるというふりを殊更続ける必要性があるとは思えない。なぜならNATOは本質的にはすでに、そうした変化は起きえないことを明言したからだ」と語っている。
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