NHKが伝えるところによると、岸防衛相は記者団に対し「北朝鮮は2019年5月頃から頻繁な発射を繰り返しており、その目的がミサイル技術の向上にあることは明らかだ。北朝鮮による弾道ミサイル等の度重なる発射は、わが国を含む国際社会全体にとっての深刻な課題だ」と述べた。
岸防衛相はまた、引き続き情報収集、警戒監視に万全を期すよう指示を出し、関係幹部会議を開催するなど対策に尽くしていると強調。
一方、推定される落下地点や飛距離、軌道などについての記者の質問に対し、いずれも分析を進めているとの回答にとどめた。
共同通信によると、日米両政府高官は北朝鮮問題をめぐり電話会談を行い、北朝鮮による度重なるミサイル実験を協議。この問題について日米で今後も連携していくことで合意したという。
電話会談の詳細な内容、会談の参加者については現時点で明らかにされていない。
19日午前、韓国国防省は、北朝鮮が日本海に向けて未確認飛翔体を発射したことを発表。後に弾道ミサイル実験であったことが確認された。聯合ニュースによると、潜水艦発射弾道ミサイルであった可能性もあるという。