論文によると、研究には70万人超が参加し、2カ月半にわたって参加者の追跡調査が行われた。この間に、アストラゼネカ社製のワクチンとファイザー社製のmRNAワクチンを組み合わせて接種した9万4000人は感染リスクが67%低下し、2回目にモデルナ社製のmRNAワクチンを接種した1万6000人は感染リスクが79%低下したことがわかった。両ワクチンの平均的な有効性は68%だった。
また、これらのうち新型コロナウイルスに感染したのはわずか187人だった。アストラゼネカ社製ワクチンを2回接種した43万人の感染率は50%だった。
研究チームは、異なるワクチンの組み合わせ接種の効果に関する評価は、新型コロナウイルスの変異株「デルタ」株にも及ぶと指摘している。研究ではデルタ株の感染者が最も多かったという。
また、血栓に起因する合併症例は、すべての組み合わせで極めて稀だったとされる。
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