新型コロナウイルス

アストラゼネカ社製ワクチンとの組み合わせ接種の効果を評価=The Lancet Regional Health

ウメオ大学(スウェーデン)の研究チームは、ウイルスベクターワクチンであるアストラゼネカ社製の新型コロナウイルスワクチンとmRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンを組み合わせて接種した人は、ウイルスベクターワクチンを2回接種した人よりも、新型コロナウイルスに感染するリスクが低いことを明かにした。The Lancet Regional Health — Europe誌に論文が掲載された。 
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論文によると、研究には70万人超が参加し、2カ月半にわたって参加者の追跡調査が行われた。この間に、アストラゼネカ社製のワクチンとファイザー社製のmRNAワクチンを組み合わせて接種した9万4000人は感染リスクが67%低下し、2回目にモデルナ社製のmRNAワクチンを接種した1万6000人は感染リスクが79%低下したことがわかった。両ワクチンの平均的な有効性は68%だった。
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デルタ株に対するファイザー製とアストラゼネカ製の新型コロナワクチンの効果 3ヶ月後に低下
また、これらのうち新型コロナウイルスに感染したのはわずか187人だった。アストラゼネカ社製ワクチンを2回接種した43万人の感染率は50%だった。
研究チームは、異なるワクチンの組み合わせ接種の効果に関する評価は、新型コロナウイルスの変異株「デルタ」株にも及ぶと指摘している。研究ではデルタ株の感染者が最も多かったという。
また、血栓に起因する合併症例は、すべての組み合わせで極めて稀だったとされる。
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