ウクライナGTSオペレーター社はドイツの連邦ネットワーク局に要請を行い、「ノードストリーム」のオペレートを担うノードストリーム2AG社の承認プロセスに参加する。
マコゴンCEOによると、ウクライナ側は一貫して「ノードストリーム2」の「地政学的計画」に反対しており、この計画はウクライナの国家安全保障にリスクをもたらす他、企業の権益を直接的に損なうものであると抗議している。
また欧州のエネルギー機構を破壊し、そのエネルギー政策に矛盾する他、ガス供給上の安全保障にとって脅威になっていると指摘している。マコゴンCEOによると、「ノードストリーム2」が実際に運用される場合、市場におけるガスプロム社のプレゼンスがさらに高まるだけで、供給ラインの多様化には繋がらないという。「ノードストリーム」、「ノードストリーム2」ともに余分な供給量を市場にもたらすだけで、その目的はウクライナ企業をエネルギー市場から追放することに他ならないとした。
先にウクライナ国営石油ガス大手「ナフトガス」社もまた、「ノードストリーム2」の承認手続き阻止を目指し、交渉に参加を申請していた。
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