ウクライナの天然ガス輸送業者、露ノードストリーム2の承認阻止を目指してドイツとの交渉に参加を申請

欧州にロシア産の天然ガス供給を行うウクライナGTSオペレーター社はドイツの連邦ネットワーク局に申請を行い、ロシアとドイツが開発を進めるパイプラインの承認プロセスに参加を希望している。ウクライナGTSオペレーター社のセルゲイ・マコゴン最高経営責任者(CEO)がフェイスブックへの投稿で表明した。
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ウクライナGTSオペレーター社はドイツの連邦ネットワーク局に要請を行い、「ノードストリーム」のオペレートを担うノードストリーム2AG社の承認プロセスに参加する。
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マコゴンCEOによると、ウクライナ側は一貫して「ノードストリーム2」の「地政学的計画」に反対しており、この計画はウクライナの国家安全保障にリスクをもたらす他、企業の権益を直接的に損なうものであると抗議している。
また欧州のエネルギー機構を破壊し、そのエネルギー政策に矛盾する他、ガス供給上の安全保障にとって脅威になっていると指摘している。マコゴンCEOによると、「ノードストリーム2」が実際に運用される場合、市場におけるガスプロム社のプレゼンスがさらに高まるだけで、供給ラインの多様化には繋がらないという。「ノードストリーム」、「ノードストリーム2」ともに余分な供給量を市場にもたらすだけで、その目的はウクライナ企業をエネルギー市場から追放することに他ならないとした。
先にウクライナ国営石油ガス大手「ナフトガス」社もまた、「ノードストリーム2」の承認手続き阻止を目指し、交渉に参加を申請していた。
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