研究者らは、脳卒中は脳への血液の流れが遮られ、脳組織に酸素が流れなくなることで発症すると説明している。発症を防ぐには、飽和脂肪酸やトランス脂肪酸を多く含む食品を控える必要がある。肉、ラード、牛乳などの動物性脂肪や、塩分を多く含む食品を避けた方がいいという。これらの食品は、血圧を上げ、心血管疾患や脳卒中の原因となる。
また、果物、野菜、食物繊維、スキムミルク、チーズ、ヨーグルトなどの摂取量の多さは、虚血性脳卒中の発症リスクの低下に関係していることが分かった。今回の研究では、1日に野菜と果物を200グラム摂取するごとに、虚血性脳卒中の発症リスクが13%減少することが判明したという。
以上のことから、ジャンクフードを避け、食物繊維を含む食品を摂取するだけで、脳卒中の発症リスクを80%下げることができると研究者らは指摘している。
スプートニクは以前、血中コレステロール値の上昇が心血管疾患の発症リスクにつながる危険性について報じている。