コロンビア中部のメタ県にある町、アカシアスには、隣町との間に「行き」と 「帰り」用の2本のジップラインが設置されている。
全長800メートル、地上高300メートルという絶叫ジップラインだが、住民は怯むことなくハーネスを装着。木製の滑車で隣町までひとっ飛びだ。
徒歩なら2、3時間は当たり前の距離を、ジップラインを使えば約30秒で移動することができるという。
アカシアスにジップラインが設置されたのは今からおよそ50年前。今日に至るまで、食料から小動物の運搬は勿論、リュックサックを背負った子どもまで、老若男女が利用する大切な移動手段として愛されている。