FIFA加盟10か国以上が脱退を検討 原因は毎2年のW杯開催

FIFAが、ワールドカップ(W杯)の開催頻度を現在の4年に1度から今後2年に1度に変更する計画を検討していることを受け、欧州の10カ国以上がFIFAを脱退する恐れが高まっている。AP通信が報じた。
この記事をSputnikで読む
FIFAは、5年後の2026年からW杯の開催頻度を現在の2倍にすることを提案している。ジャンニ・インファンティーノ会長は、この新フォーマットによって全加盟国に選抜されるチャンスが増え、選手への負担も軽減されると考えている。提案をインファンティーノ氏は欧州の55のサッカー連盟のリーダーとの個人的な電話で行ったが、多くの場合、反対が表明されている。
たとえFIFAを脱退しても、これらの国の欧州サッカー連盟(UEFA)の大会参加には影響はない。ところがFIFAの変更案にはUEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長も痛烈な批判しており、「W杯の価値は、まさに開催が4年に1度であることにある」と主張している。UEFAによると、欧州の12以上の連盟がFIFAの加盟解消を検討しているが、その全員が匿名を望んでいる。
関連ニュース
FIFA クラブワールドカップ開催を2022年まで延期の方向へ
IOC、サッカーW杯の隔年開催に懸念
コメント