ポータブルで排出ゼロ 米スペースXの元エンジニアら マイクロ原子炉の開発を開始

スペースX社の元エンジニアがRadiant 社に結集し、どこでも稼働できる、排出ゼロでポータブルな世界初のマイクロ原子炉の開発に取り組んでいる。この原子炉は1メガワットの発電ができる。世界の技術、科学に特化したニュースサイト「ニューアトラス」が報じている。
この記事をSputnikで読む
Radiant 社は2021年10月には120万ドルの投資を調達し、設計の詳細をつめる作業を開始した。
このような原子炉は、遠隔の居住地、被災地、軍事基地向けの送電と熱供給に適している。稼働年数は最長で8年で約1,000世帯の電力供給を賄うことができる。装置は、輸送用コンテナに収まるように設計されており、輸送は陸空、海上のどの手段でも容易にできる。
中国、冷却水を必要としない世界初の環境にやさしい原子炉建設へ
原子炉の設計には、従来の核燃料に比べて溶融せず、より高い温度に耐えられる先進的な燃料が使用されている。
このマイクロ原子炉は輸送が簡易なため、化石燃料に依存していた地域に低価格で再生可能エネルギーを提供することができる。
関連ニュース
中国が原子力分野で革命起こす=タイムズ
東京電力、社長など減給の懲戒処分へ 柏崎刈羽原発のテロ対策不備など一連の問題で
コメント