米軍は世界最強、露中の追従許さず=米大統領

ジョー・バイデン大統領は、米軍が世界で最も強力な軍事兵器を所有しており、ロシアと中国を含む他の大国が米軍を凌駕することはないとし、同盟国には不安を抱かないよう呼びかけた。
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バイデン大統領はCNNテレビが企画した有権者との交流イベントで次のように発言した。

中国、ロシア、そして他の全世界は知っている。我々は世界史史上、最も強力な軍隊を持っているのだ。そうした国々が我々を凌駕することはないので心配しないで欲しい。では何を心配すべきか。それはこうした国々が真剣な過ちをにつながるような行為に踏み切る可能性があるということだ。

また、中国との冷戦は望まないとしつつ、米国の姿勢に変更はないと強調したほか、台湾有事の際は中国の攻撃から防衛する立場を明確に示した。
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先にジョー・バイデン大統領は、中国が核弾頭を搭載可能な極超音速兵器の発射実験を行ったことに懸念を表明していた。CNNの記者がツイッターでバイデン大統領に極超音速兵器の発射実験について質問を行ったところ、「その通りだ」と返答があった。
「フィナンシャル・タイムズ」によれば、中国は米当局者の意表を付くような最新の技術力を見せつけた。複数の関係者らによると、ロケットに搭載された極超音速滑空体は、標的には到達しなかったものの、実験は中国が極超音速兵器の開発において驚異的な発展を遂げ、米国の予想を超えた技術力を有していることを証明した。今回の実験について知る関係者の一人は、「いかにしてこのような技術を獲得できたのか理解できない」と評している。
「フィナンシャル・タイムズ」からの取材に応じた関係者は、ロケットは理論的に南極上空を飛行することができることから、自国のミサイル防衛システムを北極方面に集中させている米軍にとって大きな問題を生むことになるだろうと指摘している。
米国防総省は中国の行動に懸念を表しつつ、今回の極超音速兵器の実験についてはコメントしなかった。国防総省のジョン・カービー報道官は、中国が軍事力の開発を続け、地域内外における緊張を高めていることについては、明確に懸念を表したと述べた。
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