デジタルモデリングを活用し、研究者らは、各地の気候と新型コロナ発症の関係性を調査した。彼らは、162ヶ国のパンデミックの早期段階におけるコロナウイルスの感染拡大の速度について分析を行い、ウイルス感染の速度が早まるのは、より低い気温と湿気に関連していることを発見した。気温と湿気が高くなるにつれ、パンデミックの波は弱体化した。
この法則性は、第1波と第3波で特徴づけられたが、しかし、夏季に到来した第2波には当てはまらなかった。研究者らは、このことを、例えば旅行といった他の要因の影響と関連付けている。同時に、研究者らは、新型コロナウイルスは、インフルエンザのような季節性の感染症という特性があると主張する。
このほか、研究は基本的にコロナウイルスが空気感染することを示しており、この場合、季節が大きく影響する。湿度が低いとエアゾール粒子が小さくなり、ウイルス感染が急速に拡大する。
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