NBCテレビによると、オックスフォード大学のマルセル・シュリーブス研究員はSNSでこうした陰謀論が拡散してることを確認した。
在インド中国総領事館の総領事がツイッターに投稿したところによると、新型コロナウイルスは米国産ロブスターに付着して中国に持ち込まれたと記されている。この総領事は米国産ロブスターが2019年11月に中国・武漢の海鮮市場で販売されていたと主張している。
シュリーブス研究員はTwitterにある550以上のアカウントでほぼ同じ内容の投稿が行われていることを確認した。こうした投稿は英語、スペイン語、フランス語、ポーランド語、韓国語、ラテン語に翻訳され拡散しているという。
アカウントの一部は本物であることから、親中派のグループは他人のアカウントを乗っ取っる形でデマを拡散している模様。
研究員によると、情報の出所を特定することは困難であるものの、投稿の内容は共通で、また親中路線で一致しているという。研究員はTwitter社に偽アカウントのリストを送付し、会社側ではこうしたアカウントが「情報操作及びスパムに関する規約」に違反しているとして、ブロックしたとのこと。
Twitter社は現時点で、このネットワークと中国政府の関係性を特定できていない。
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