「ベクター」の発表では、次のように述べられている。
ワクチンは接種した本人だけを保護する手段ではなく、集団的な効果がある。国内でより多くの人々が接種すれば、ウイルス蔓延の連鎖を断ち切ることができ、ワクチン接種が禁忌である人や接種が制限されている子どもなど、ワクチン弱者を守ることにつながる。
また「ベクター」は、接種が開始されてからの約1年でおよそ300万人が接種した「エピワクコロナ」ワクチンは有効性を発揮し、深刻な副反応も引き起していないと指摘した。
さらに「ベクター」は、次のように指摘した。
ワクチンによる新型コロナ予防という世界的な試みは、ワクチン接種により健康上のリスクを根本的に軽減できることを証明した。ワクチン接種者がウイルスに感染する可能性ははるかに低く、感染した場合も軽症で済む。ロシア国内で登録されている効果的で安全なワクチンは接種者本人とその家族の健康を守るもっとも簡易でもっとも期待できる手段である。
ロシアが現在、開発・生産しているコロナウイルスのワクチンは「スプートニクⅤ」「エピワクコロナ」「コヴィヴァク」「スウートニク・ライト」、「エピワクコロナN」の5種。
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