研究者らは今回、2021年2月1日から10月5日までの新型コロナによるイタリア人の死亡者データを分析した。
すると、ワクチンを接種した人たちの中で、新型コロナで死亡した人の平均年齢は85歳で、およそ5つの慢性疾患(最も多いのは心臓病、がん、認知症)を患っていた。一方でワクチン未接種の死亡者の平均年齢は78歳で慢性疾患も患っていたが、その数は接種した人よりも少なかったという。
この調査結果を受けて研究者らは、新型コロナウイルスで亡くなるリスクは、一連の重度の慢性疾患をもつ超高齢者の間にもある。しかし、高齢者の間でもワクチンを接種した人は、未接種の人よりも生き延びる可能性は高いと結論づけている。
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