エメリヤーエンコが45歳で勝利、キャリア継続へ

ロシアのフョードル・エメリヤーエンコ選手(45)は10月24日、米国のティモシー・ジョンソン選手(36)と対戦し、勝利を収めた。ここ数年、エメリヤーエンコ選手は引退する必要があると一度ならず表明していたものの、試合後の記者会見ではベラトールMMAとの契約で新たに1つの試合が予定されていることを明らかにし、この試合に挑む姿勢を示した。
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今回の勝利は何がすごかった?

エメリヤーエンコ氏は選手としてはかなり高齢であるものの、より若い選手を相手に見事な勝利を続けていることで観客を沸かせている。今回の対戦相手は、ベラトールのヘビー級ランキングで2位の強者。エメリヤーエンコ選手の弟子、ワレンティン・モルダフスキー選手(29)が夏にジョンソン選手と暫定王座のベルトをかけて対戦した際、モルダフスキーは勝利を手にしたものの、試合は5ラウンド(1ラウンド5分)までもつれ込みんだ。一方、45歳のエメリヤーエンコ選手はわずか106秒でKO勝利した

エメリヤーエンコ選手は引退するのか

ベラトールとの契約により、エメリヤーエンコ選手はもう1戦、試合が予定されている。ベラトールのスコット・コーカー会長によると、引退又は継続の判断は選手自身が決めるという。いずれにせよエメリヤーエンコ選手は少なくともあと1度はリングに上がる模様。会見で会長はこのようにコメントした。

これは彼(エメリヤーエンコ選手)の決定となる。思うに、彼は戦いを続けたがっている。しかし、彼が引退を望むのならば、これは素晴らしい勝利でもって引退したことになるだろう。

エメリヤーエンコ選手のことについて言えば、彼は格闘界で全てを成し遂げた人物だ。彼はもはや何も証明する必要がない。彼がリングに上がるたびに、これは特別なイベントになる。

一方、エメリヤーエンコ選手自身は会見で次のように語った。
ホームで試合に出るほうが私には大変だ。というのも、あまりにも注目されてしまうから。しかし、できればロシアの観客にもう一度私の試合を見せたい。そして、ここでピリオドを打ちたい。
このように発言し、ロシアでもう一度リングに上がる姿勢を示した。
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