特別深夜バスツアーは、乗客の「眠気を誘う」ことを目的としたもので、5時間かけて76キロを走行する。走行中、乗客は2階建てバスで快適な時間を過ごし、その際、バスはゆっくりと走行する。ツアーの主催者は、走行スピードが抑えられることで心地よさが増し、眠気が誘われると指摘する。
バスツアーのキャンペーンマネージャーは、同紙の記者に対し、「新しいツアーについて集団で検討を深めていた時に、ネットで友だちのメッセージを目にしました。そこでその友だちは、仕事でとても神経が高まっていることから、毎夜、眠れずにいるとコメントしていました。彼は出勤までの間、ゆっくり眠るためにバスで過ごすことができるのです」とコメントし、この友人の発信が、同ツアーの企画化で輸送会社の職員たちに刺激を与えたのだと明かした。
「睡眠」バスのチケット代は13ドルから51ドル(約1480円から約5800円)で、何階の席を選ぶかによって変わってくる。乗客にはアイマスクと耳栓が配られる。報道によれば、初運行のチケットは即座に完売したという。
通信社「スプートニク」は以前、米国の神経科医が推奨する質の高い睡眠のための簡単で効果的な方法を紹介している。
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