持病で長らく入院生活を送ってきたが、最近になり病状が悪化。26日、入院先のソウル市内の病院で息を引き取った。
盧泰愚氏は1987年6月、大統領直接選挙制を導入し民主化宣言を発表。同年12月の大統領選挙で当選し、翌1988年に就任した。
大統領在任中は、ソウル五輪(1988)を成功に導いたほか、ソビエト連邦や中国との国交正常化を実現させた。また、1991年には北朝鮮との南北国連同時加盟の果たした。
しかし退任後の1995年、政治資金の隠匿が発覚。市民に多数の死傷者を出した粛軍クーデター「光州事件」(1980)の関与を追及され懲役刑を受けたが、1997年に特赦された。