アリババ ジャック・マーCEOの中国権力批判で年間価値損失額が世界トップに

ブルームバーグによれば、中国のIT大手アリババの時価総額は過去1年間で3444億ドル失われた。アリババのこの価値損失額は世界の企業の中では最大。
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中国政権が民間企業に圧力を講じたために、世界で最も多く時価総額を損失した企業リスト10社のうち8社を中国企業が占める結果となった。
ブルームバーグによると、それらの8社には1040億ドルの資本金を失ったモバイル向けショートビデオアプリの快手(クアイショウ)、中国平安保険と中国人寿保険(それぞれマイナス661億ドル、マイナス508億ドル)、IT企業のテンセント(マイナス654億ドル)、不動産ブローカーのKEホールディングス(503億ドル)、教育サービスのTAL 好未来(マイナス391億ドル)、電子タバコの深圳霧芯科技(RLXテクノロジー)(マイナス367億ドル)などが列挙されている。
アリババのジャック・マー氏 中国当局との軋轢後、初の外遊
アリババ創業者のジャック・マー氏は1年前に中国の金融システムを激しく非難した。その直後、アリババの子会社でフィンテック企業のアント・グループは中国当局からIPOの停止を命じられ、またアリババも当局からの独占禁止法違反の調査を受け、過去最高の額の罰金を科せられている。
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