ステファンコ氏によれば、「イカゲーム」というアプリが見つかったのはGoogle Play。このアプリは「イカゲーム」からのある場面の画像を携帯電話のスクリーンセーバーに表示するが、実際にはマルウェア「ジョーカー」に感染させる。これによりユーザーは有料サービスに契約をさせられ、端末に保存されているSMSのメッセージや連絡先リストなどの情報が漏洩してしまう仕組みになっていた。
なおこのアプリは、Googleがマルウェアを検出してアプリケーションを削除する前に、すでに少なくとも5000回はダウンロードされていた。
専門家らによると、現在、Google Playで同名のアプリは200以上が見つかっており、ダウンロードが可能。公式の「イカゲーム」のアプリはリリースされていないことから、こうした攻撃はその盲点をついている。
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