NHKの報道によれば、呉外交部長は今回、スロバキアとチェコを訪問しており、これに中国が大きく反発している。中国外交部の趙立堅報道官は台湾の外交部トップの欧州訪問について、その意図が台湾独立の主張を広めて「中国と国交のある国との関係を引き裂くことにある」との見解を表し、強い反発を示した。
呉外交部長はこうした中国の反発をよそに、今回の外遊で、台湾と外交関係がないヨーロッパの国々から経済面などでの貢献を期待されている手ごたえを表し、欧州の各国が「台湾との関係強化を図ろう」と行っている大きな尽力がこれから一層広まり、中国が反発したところでこの動きを止められないと確信を示している。
今回、台湾からは呉外交部長のスロバキア、チェコと並行して、閣僚が率いる経済視察団がスロバキア、チェコ、リトアニアの3か国を訪問している。
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