磯崎氏は記者会見で、中国による極超音速ミサイルの発射実験について米軍のミリー統合参謀本部議長が1957年に旧ソ連が世界初の人工衛星スプートニクを打ち上げたときの衝撃に近いものがあるとの認識を示したことについて、「27日、ミリー米統合参謀本部議長が、中国による極超音速兵器の試験に言及する発言を行ったことは承知している」と述べ、「中国はミサイル防衛の突破が可能な打撃力を獲得するために極超音速核兵器の開発を急速に推進しているとみられている。中国については、透明性を欠いたままで継続的に高い水準で国防費を増加させ、核・ミサイル戦力を含めて軍事力の質・量を広範かつ急速に強化をしており、海空域における軍事活動等の急速な拡大、活発化を踏まえて、わが国を含む地域と国際社会の安全保障上に強い懸念となっている」と指摘した。
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