中国がアジア太平洋地域での「攻撃的」政策を変更するよう米国に訴え

中国は米国に対し、国際社会の懸念に対応しアジア太平洋地域における「攻撃的」政策を変更するよう呼びかけた。外交部の汪文斌報道官がブリーフィングで表明した。
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同報道官は、「我々は、米国がこの間、常に極超音速兵器と各種大陸間ミサイルのテストを行っていることを注視している」と強調した。
同氏はまた、米国は対ミサイル防衛システムの展開を強化し、時には国際的義務をも無視し、オーストラリアや日本、他の同盟国とミサイル分野でのオープンな協力を進めていると指摘した。
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汪文斌報道官は、「米国は核兵器およびミサイルの世界的拡散の中心地に変わった」語った。
同報道官は、「中国はこれに断固反対する。我々は米国に対し、国際社会の一般的な危機感に適切に対応するよう呼び掛けており、攻撃的な政策を転換するよう求めている」と強調した。
また、同氏は、中国は米国に冷戦思考を捨て、中国政府を仮想敵国と見なすのを止めるよう呼び掛けている。
汪文斌報道官は、中国は米国と台湾のあらゆる軍事的・公式的なコンタクトに反対し、また、台湾問題への米国政府の干渉を認めないと強調した。この間、台湾の蔡英文総統は、台湾に米軍が駐留し、台湾軍を訓練していることを認めた。
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