福島第一原発では建屋の汚染水に地下水が流入しないよう、建屋の周囲に氷点下30度の液体を流すパイプを埋め込み、土壌を凍らせる策として、通称「凍土壁」が築かれている。
「氷の壁」が張り巡らされている箇所は本来であれば0度以下のマイナス温が維持されていなければならない。ところがNHKの報道によれば、9月から地下1メートルから4メートルの深さで0度を上まわる状態が続いているほか、最高で10度以上の温度も確認されている。
東京電力は「壁の内側と外側で水位の差に大きな変動はなく、地下水の流入を抑える機能に影響はない」と発表したうえで、詳しい現場検証を行うことを約束している。
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