前日27日、ジーナ・アベリナはボール演技で金メダルを獲得した後、同日、フープでも金をとり、話題をさらっていた。ところが翌日の28日はクラブで再び金を取ったにもかかわらず、リボン演技ではわずかな差でベラルーシのゴルノシコ選手に金を譲ってしまった。この結果、本大会のジーナ・アベリナの成績は金3、銀1に終わり、これまでの世界選手権での成績は北九州の金3を加えて、金メダルの数は16個となった。
審査員団は、ジーナとアリーナのアベリナ姉妹のスコアについてのロシア側からのクレームを却下した。リボン演技でジーナ・アベリナは2位、アリーナ・アベリナは3位に入り、アリーナの本大会の総合成績は銀2、銅1となった。
ジーナ・アベリナのリボン演技のスコアに対するクレームは、クレームが出されて、わずか1分後にはすでに却下された。全ロシア新体操連盟のイリーナ・ヴィネル=ウサマノワ会長はこの事態を東京五輪の状況の蒸し返しとなじり、10月28日、国際新体操連盟(FIG)技術委員会のナタリア・クジミナ委員長が審査員団に、ジーナに対して出すスコアを1点下げ、演技の質に対して期待できる評価より低い点数を出すよう強いたと明かした。
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