メシコフ大使は現地メディアが企画した討論会「友好協会」に参加した中で、次のように発言した。
今日、我々は欧州における天然ガス市場で未曽有の価格高騰に直面している。そしてロシアを批判する、妄言にも等しい声が再び聞こえてくる。曰く、「ガスプロム」が故意にこの危機を引き起こしていると。しかし、ロシアやロシア企業が契約上の義務に違反したことはなく、これは我々のパートナーがいずれも認めている。
大使によると、欧州はロシアからの天然ガスパイプラインの建設を意図的に引き伸ばしていただけでなく、天然ガスのスポット契約に関する価格引き上げを自ら主張していたという。その上、ロシアが欧州市場に供給した天然ガスは110億㎥(前年比で8.7%増)であるのに対し、米国や中東による供給量は90億㎥にも満たないという。
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