ANA 最終利益1000億円の赤字に 25年度、従業員9千人削減へ

日本の航空大手「ANAホールディングス」は29日、2020年3月期の連結最終損益が1000億円の赤字になる見通しと発表した。これまでは35億円の黒字を確保できるとしていたが、一転して業績予想を下方修正した。NHKが報じた。
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長期化するコロナ禍により、国内線・国際線ともに利用者数の回復が遅れていることが影響しているという。
同社はコスト削減を進めるため、ANA系列全体で従業員を2025年度までに約9000人(全体の約2割に相当)削減する方針。新規採用者の抑制や定年退職などで対応するという。
片野坂真哉社長は同日の記者会見で「航空事業は感染症の影響を受けやすく、従業員を多く抱えると、脆弱性が高まる。スリム化によって、コロナのトンネルを抜けていきたい」とコメントした。
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