欧州議会、欧州委員会を提訴

欧州議会は、欧州連合(EU)一部加盟国への資金供与を差し止める法の適用を行わなかったとして、欧州委員会を提訴した。ロイター通信が報じた。
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欧州議会によると、法の支配の原則に準拠していないのはポーランドとハンガリー。
報道によると、欧州委員会の決定はEU、ポーランド、ハンガリーの間で2020年12月に締結された法的文書適用手順に関する協定の一部。この文書に基づき裁判所はEU協定の順守を確認しなければならない。
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同法は今年1月1日に施行。ポーランドとハンガリーは3月、これを不服として欧州裁判所に訴えていた。判決は来年下される予定。欧州議会は、欧州委員会は裁判所の判決を待たずに法を適用すべきだと主張している。
2020年12月にブリュッセルで開かれた欧州サミットで、欧州各国首脳はEU複数年財政計画と欧州経済復興基金に合意した。これについてはポーランドとハンガリーは以前から阻止しており、両国は、予算配分と個々の国における「法の支配」問題を他国が結び付けようとすることに異議を唱えていた。
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