パトルシェフ書記は「ロシアは、原子力を21世紀の重要なエネルギー源として認識する国々から核燃料(編注:使用済み核燃料)を受け入れる用意がある」と述べ、ロシアでは環境に害を与えることなく核廃棄物を安全に貯蔵していると強調した。
29日、再処理ウランを格納した仏のコンテナ20個が経由地のダンケルク港に到着。コンテナはこの後サンクトペテルブルクに送られ、最終地のセヴェルスクで処理される。一方で生態学者らは、再処理プロセスが放射性廃棄物生成と関係するため、再処理ウランがロシアに単に貯蔵されることを危惧している。
1年前、日本も核廃棄物の最終処分能力を強化していることが報道された。NUMO(原子力発電環境整備機構)は北海道で高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場の選定と建設に向けた第一段階の活動を開始している。
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