ショートプログラム(SP)でカミラ選手は84.19ポイントを獲得し、首位で発進していた。FSでは180.89ポイントの世界記録をたたき出し、見事優勝した。総合得点は265.08ポイントで、10月上旬のフィンランディア杯で自ら樹立したばかりの世界記録(249.24ポイント)を大きく更新した。同じくロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手とアリョーナ・コストルナヤ選手はそれぞれ銀メダルと銅メダルを獲得し、表彰台をロシア勢が独占した。
前日のSPについてロシアのインナ・ゴンチャレンコ功労コーチは過去10年間で最も素晴らしいプログラムだったと絶賛していた。ワリエワ選手はSPでトリプルアクセルを披露していた。
前日の会見でワリエワ選手はGPシリーズ初出場の感想を次のように語っていた。
私は幸せです。というのも、できることのうち100%を今日は発揮できましたから。ナーバスでしたが、リンクに上がると、ここにいるという幸福感に包まれました。
北京五輪出場の可能性について質問されると、ワリエワ選手は次のように回答した。
このことは考えてはいません。今は目の前のことだけを見ています。ですが、五輪には出場したいです。出場できればとても幸せです。
カミラ選手は2019年ジュニアグランプリファイナル、2020年世界ジュニアフィギュアスケート選手権でそれぞれ優勝していた。また、2021年のフィンランディア杯(国際スケート連盟のチャレンジャーシリーズ)では2つの世界記録を樹立し優勝していた。
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