マクロン氏とモリソン氏は28日、両国の関係において危機が生じて以来、初めて電話会話を行った。マクロン氏は、オーストラリア政府が両国の関係を再定義するために具体的な行動示すべきであると主張した。また、フランスとの潜水艦契約破棄にまつわる決定は、両国の信頼を損なうと述べた。
伊ローマで開催されたG20サミットの傍ら、マクロン氏は、オーストラリアの記者からモリソン氏が嘘をついたと思うかと問われ「そう思うのではない。そうだと知っている」と答えた。
また、モリソン氏を信頼できるかという質問に対しては「モリソン氏がどうするのか見てみよう。敬意を抱いている相手には、誠実で一貫性のある行動をとるべきだということだけは言っておきたい」と語った。
一方、モリソン首相自身は嘘をついていないと表明し、マクロン氏には6月の時点で、フランスの造船会社ナバル・グループの潜水艦はオーストラリアのニーズを満たさないだろうと語っていたと明らかにした。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙は「従来の潜水艦は我々の戦略的利益を満たすことができず、国益に基づいて決定を下さなければならないことを明かした」というモリソン氏の言葉を引用している。
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