ブルームバーグ:米国と日本は原油価格に関するプーチン大統領の発言に警戒

最大1バレル100ドルという原油価格の高騰の可能性について触れたロシアのウラジーミル・プーチン大統領の声明に、米国と日本、インドは警戒している。ブルームバーグが報じた。報道によれば、この声明の発表後、消費国は、需要の多い化石燃料の採掘強化のためOPECプラスにこの数年でもっとも強力な外交圧力をかけはじめたという。
この記事をSputnikで読む
報道によれば、「この1年、はじめ1バレル50ドルだった価格が75ドルになり、現在、85ドルになるなど、原油価格が高騰するにつれ、原油消費国の懸念は高まった。カルテルのリーダーの一人であるウラジーミル・プーチン大統領が1バレル100ドルの可能性について警告したとき、本当の警報が鳴った」のだという。
ガス価格上昇でアジア諸国が石油燃料へ回帰
ブルームバーグは、これらの国々は、公式または非公式に、「カルテルに対するもっとも強い外交圧力」をかけていると指摘する。
報道によると、3週間前、米国とインド、日本の代表者が他の石油消費国やOPECプラス加盟国との接触を開始したとされる。
また、このコンタクトは、「価格が1バレル85ドルを超えるたこの数日のうちに活発化」した。
原油は1バレル100ドルとなる可能性があり、ロシアの大統領は10月中旬にロシアエネルギーウィークの本会議で、こうした事態は「十分にあり得る」と述べている。
関連ニュース
日経平均株価、2.5%上昇 与党勝利を受け経済政策安定への期待
中国の復讐:欧州で数千企業の活動が停滞
コメント