三菱電機、テレビ事業を大幅縮小 液晶テレビからは事実上撤退

日本の大手電機メーカーの三菱電機は1日、液晶テレビ事業を縮小し、家電量販店向けの出荷を今年9月で終了したと発表した。日本のメディアが報じた。
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また、同社製品を主に扱う地域家電店「三菱電機ストア」向けの出荷も2024年4月以降に終了する方針で、液晶テレビからは事実上撤退する
出荷終了について同社は、動画配信サービスなどをスマートフォンで視聴する人が増加したことで、テレビの需要が減少したことなどから判断したとしている。
なお、これによる人員削減は実施せず、経営資源を業務用エアコン業務などの空調分野や他の家電事業に投入するという。
同社は1953年にテレビの生産を開始。2004年には液晶テレビに参入したものの、近年は中国や韓国などとの競争が激しく、収益性が悪化していた。
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