新型コロナウイルス

新型コロナ 世界の死亡者数が500万人に

新型コロナウイルスによる死亡者数が「暗澹たる」値に達した。死者数は500万人となり、さらに増加が続いている。CNNがジョンズ・ホプキンス大学を引用して報じた。CNNによれば、世界保健機関(WHO)は、コロナウイルスに打ち勝つ障害となっているのは、なによりも世界に医療手段とワクチンへのアクセスで不平等が存在することに他ならないと警告している。
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CNNの評論家がすべてがいかに始まったかについて振り返った。2020年1月11日、中国政府は、2日前に新しいコロナウイルスによる肺炎で61歳の男性が死亡したと発表。男性は武漢市の海鮮市場で感染しており、また、中国の他にも、2月はじめにフィリピンでコロナウイルスによるはじめての死亡者が確認されたことが報じられている。
それから2年経っていないが、パンデミックはすでに500万人以上の命を奪い、各国で感染拡大がさまざまに広がっていると、CNNは指摘する。米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによれば、パンデミックにもっとも苦しめられている国は米国で、感染者数(4600万症例)と死亡者数(74万5800人)が世界でもっとも多くなっている。また、今日では、ロシアはパンデミックの最悪の局面を体験しており、毎日、4万人超の感染者と1000人超の死亡者が報告されている。
CNNによれば、WHOのテドロス・アダノム事務局長は、新型コロナ用ワクチンが多くの人々の命を救っていると表明した。世界では、ワクチン70億回分が接種されているが、しかし、この数値に対する低所得国の割合はわずか3.6%でしかない。世界でワクチンが公正に分配されていたなら、現在、世界のすべての国々では、WHOが設定した40%というワクチン接種目標は達成され、パンデミックに打ち勝つための決定的な第一歩を踏み出していたであろう。
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