NHKがJALの発表を引用して報じたところによれば、日本航空は今年度1年間のグループ全体の最終的な赤字額を1460億円と試算している。日本航空の最終赤字は2800億円を超えた昨年度に続いて2年連続となるものの、昨年同時期の赤字幅と比較した場合、約600億円の縮小となった。
赤字の最大の理由はコロナウイルスによる利用者の大幅減少。2021年7-9月までの3カ月の利用者数をパンデミックが始まる前の2019年の同時期と比較した場合、国内線で34%、国際線で8%にとどまったが、日本航空はワクチンの効果が進み、年明けの2022年3月にはこの数値は国内線で92%、国際線で23%まで回復すると見込んでいる。
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