欧米の支援するアフガニスタン政府を追放したタリバンは9月、中等教育(6-12学年)の男子生徒の学校復帰を命じたが、女子生徒の復帰は依然として許していない。
カブール市内の大学に通うハワさん(20)は現在、自宅で本を読みふける毎日を送っている。「私たちは家にいるために生まれてきたわけではない。赤ちゃんを育てることができるなら、家族を養うことだってできる。このままでは私の夢が叶うことはない」 と 訴える。
また、エンジニアを目指すサハールさん(17)も自宅で自習を続けている。「家でも勉強を続けているが、学校と家とでは環境が違う。早く学校に戻り、クラスメートや先生と一緒に勉強したい」と語る彼女は、毎日、弟と妹の宿題を手伝う。
妹のハディアさんは小学校4年生だが、すでに将来に不安を覚えている。 「2年後、姉のように勉強を禁じられれば、医者になるという夢を叶えることはできない。それが怖くてたまらない」