モスクワ・シティは日本の大手町に類似し、テナントには権威の高い企業、金融機関が集中している。ブルームバーグはKPMGや三井物産の入ったモスクワ・シティを暗号通貨のキャッシングでは世界でも有数の地区と位置付けている。
ブルームバークによれば、この周辺では暗号通貨の変換を行っている会社は少なくとも50社が登録されており、そのうち数社は違法に入手したマネーを取り扱っている。
複合施設「フェデレーション」の中にあるイーストタワーに入居している企業は10社以上。ブルームバークはそのうち4社にランサムウェアやSuex OTC、EggChange、 CashBank 、Buy-bitcoin.proといった違法オペレーションによる収益のマネーロンダリングへの関与の疑いがあるとしている。
ブルームバーグのある専門家は、モスクワ・シティはテナント企業のステータスが高く、信用の高い場所と位置付けられていることも手伝って、その中のイーストタワーが暗号通貨を引き付けるようになったと指摘している。
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