堕胎が違法なポーランド 妊娠異常の女性が医師らに堕胎拒否されて死亡

ポーランドで30歳の妊婦が法律による堕胎制限が理由で医療機関で堕胎を拒否されたために死亡した。AP通信が報じた。
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死亡した女性は妊娠22週で羊水が減少しはじめたため、病院を訪れた。診察した医師は妊娠異常を認めたが、堕胎は行わなかった。女性は胎児の死亡後、1日も経過しないうちに敗血症によってショック死した。
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女性が死亡したのは9月だが、事態は今頃になって公になったことから、首都ワルシャワ、クラクフなど数都市で抗議運動が起きている。女性の権利を擁護する市民らは、この女性が死亡したのは憲法裁判所が2020年10月に下した、妊娠異常による堕胎禁止の判決が原因と関連付けている。
この説を死亡した女性の弁護士も支持している。弁護士は、担当医らは違法行為になるとして堕胎を行わず、「状態を見守る」必要があると判断したと語っている
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