教皇フランシスコがコメント 児童虐待をめぐる教会の苦しみと羞恥

教皇フランシスコは、再度、小児性愛の問題に触れ、未成年者に対する暴力が「苦しみと羞恥」を引き起こしていると強調した。
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同教皇は、カトリック団体がボローニャで開催した子どもおよび未成年者問題の会議の参加者に、「教会として、私たちは皆、私たちの教育的・社会的活動で、私たちを信頼した未成年者を保護しつつ、常に素晴らしい保護者ではないということに対する痛みと羞恥に迫られる中で、道を開くことを要請されている」と訴えた。
特に教皇フランシスコは、教会と社会、家族で、子どもたちと一緒に活動し、子どもの教育に関わるすべての人々の養成に関して、早急な見直しが必要であると指摘した。同教皇によれば、この分野では、性的分野を含め、「あらゆる形態の虐待によってもたらされる死の文化を根絶」するために、体系的な予防活動が必要であるという。
10月に教皇フランシスコは、フランスのカトリック教会の性的暴力に関する独立調査委員会の報告内容に深く心を痛めた。この告発文書によれば、1950年以降、教会内で3000人以上の小児性愛者により未成年者20万人超が被害を受けたという。10月6日にバチカンで行われた一般会見で、同教皇はフランス語で「このことは恥ずべき状況と言わざるを得ない」と強調した。
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