アレストヴィチ大統領府長官非常任顧問はウクライナこそが「ルーシ(ロシア)」であると主張し、ロシア連邦がルーシの名称とその歴史的遺産を不当に継承しようとしていると批判の声を上げた。アレストヴィチ氏はテレビ局「ウクライナ24」に出演した中で、次のように発言した。
ロシア連邦がルーシを名乗るという欺瞞が300年も続いている。というのも、ロシアとはルーシ(古代ロシア語で「スカンジナビア人」、「ヴァイキング」を意味する)をギリシャ語風に発音したものであるからだ。しかし、実際のところ、彼らはモスコヴィヤ(モスクワ公国)にすぎない。我々こそがルーシなのだ。
このように発言し、ロシアから「ルーシ」の古称を奪還する必要性を指摘した。
ウクライナ最高議会のドミトリー・ラズムコフ元議長は国号の修正についてコメントした際、一部の役人は「口を開くぐらいならガムを噛んでるほうがましだ」と揶揄したほか、大統領府が国号の修正に向けた作業を進めているかについて情報はないとしていた。
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