ダブル・アステロイド・リダイレクション・テスト(DART)用機材の打上げは11月末を予定。今回のターゲットは小惑星Didimaを周回する、より小規模な地球近傍小惑星Dimorfとなる。
Dimorfは直径およそ150メートル。地球に危険をもたらすことはない。DART機の寸法はその「衛星」の100分の1で、時速2万4千キロの速度での衝突が想定されている。
本プロジェクトのコーディネータであるナンシー・チェイボット氏は記者会見で「DART機による小惑星の破壊は考えていない。DART機は小惑星に軽く衝突し、軌道を変えるのみ。起動のずれは1度範囲で収まるはず」と語った。
スペースX社「ファルコン9」に搭載した同機の打上げは11月24日、カリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地から予定されている。
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