同サイトによると、1998年以来、珊瑚の白化現象をもたらす海の熱波の頻度、強度、規模が気候変動により増しているという。
珊瑚の白色化は、健康な珊瑚が海水温の急上昇でストレスを受け、その後、珊瑚の組織に生息する海藻がいなくなり、鮮やかな色が失われることで起きる。グレートバリアリーフでは2016年、2017年、2020年の3回にわたり熱波で大規模な白色化現象に見舞われた。
研究者によると、珊瑚は前回の白化から回復の兆しを見せたものの、2300キロメートルにもおよぶ生態系にとって長期的な見通しは「大変悪い」という。
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