バイデン大統領はホワイトハウスで開かれた記者会見で次のように発言した。
何よりもまず私はOPECが対応する、ロシアとサウジアラビアが対応するとは期待していない。彼らは原油を少しばかり多く掘削するだろう。ただし、これが十分かどうかは別の問題だ。
バイデン大統領によると、原油市場の価格安定に向けて別の措置を用意しているという。
私はしかるべき時に他の国と話をする……それによって、パイプラインにより多くのエネルギーが流れるようにする。
石油輸出国機構は4日、12月の原油掘削量について検討を行い、協調減産量を40万バレル分解除することで合意した。これに伴い、12月の協調減産量は376万バレルとなる見通し。一方、米国をはじめとする輸入国はさらなる緩和を要求していた。
OPECは2020年5月、新型コロナウイルスのパンデミックによる原油の急激な需要減少に伴い日量970万バレルの協調減産で合意し、2022年9月末にかけて段階的に規制を解除することで合意していた。
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