岸氏は記者団に「いずも」について「新たな安保環境に対応し、広大な太平洋側を含むわが国の海と空の守りについて、しっかりとした備えを行うためには、『いずも』型護衛艦を改修して、洋上においてF-35Bの離発着を可能とすることが、わが国の防衛政策の遂行上、必要不可欠であるというふうに考えている」と述べた。日本の防衛省が発表した。
10月、「いずも」艦上で米海兵隊のF-35Bステルス戦闘機を使った発着試験が初めて実施された。
いずも型護衛艦の1番艦「いずも」は2015年に就役、2017年には2番艦「かが」が就役した。両艦の排水量は1万9500トン、全長は248メートル。現在は、最大で14機のヘリコプターを搭載することが可能。乗員数は約470人。改修後は、短距離離陸、垂直着陸ができるF-35B ステルス戦闘機10機を搭載することができる。
「いずも」は現在、甲板の耐熱性強化など、第一段階の改修が終了している。改修工事は2020年代末に完了する予定。
日本は、2023年までに米国からF-35B を18機購入する計画。1機あたりの価格は約1億3000万ドル(約147億円)。長期計画では計42機を購入するとされている。2024年に運用が開始される見込み。
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