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古代都市ポンペイで「奴隷部屋」が発見される

西暦79年、ベズビオ山の大噴火により消滅したとされる古代ローマ都市・ポンペイ近郊で行われた発掘調査で、「奴隷の部屋」が発見された。保存状態は良好で、部屋には木製ベッド3台のほか、陶器や便器などが置かれているという。
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発掘場所は、ポンペイ近郊にある邸宅跡のチビタ・ジュリアーナ。ここでは今年初め、儀式用の4輪の馬車も発見されている。
部屋には奴隷家族が暮らしていた可能性があるとされている。部屋には、アンフォラ(ワインなどを運搬するための陶器)が置かれていたほか、ベッドの上には馬具の一部と思われる金属製品や布製の物が入った木製の箱や、馬車の車軸などもあった。部屋の上部には小さな窓が設置されていた。
古代ローマ法の下では奴隷は財産とみなされ、法人格が認められなかった。
イタリアのダリオ・フランチェスキーニ文化大臣は、「この重要な新発見は、古代ポンペイ人の日常生活、特にまだほとんど知られていない階級社会について理解を深める」と述べている
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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」の中で作業にあたる考古学者ら

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」にある木製のベッド

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」の中で作業にあたる考古学者

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」の中で作業にあたる考古学者ら

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ポンペイ近郊で発掘された「奴隷部屋」

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